フェラーリ、ポップアップ式ヘッドライトと829馬力のV12エンジンを搭載した限定生産のハイパーカー「デイトナSP3」を正式に発表

フェラーリ

リアエンドは、レトロな雰囲気を漂わせながらもコンセプトカーのような印象を与える、最もドラマチックなビューでしょう。テールライト用の水平方向のLEDストリップは、カーボンファイバー製ディフューザーの上にある全体を覆う多数のブレードに組み込まれています。ハイマウントされた台形のエキゾーストパイプは、V12エンジンの輝かしいサウンドを伝えます。エグゾーストパイプは、冷却効果を高めるためのセンターバックボーンを備えた美しいメタルカバーに覆われています。

SP3デイトナの開発では、エアロダイナミクスが重要な役割を果たしており、フェラーリはこのモデルが全モデルの中で「最高レベルのパッシブ・エアロ・エフィシェンシー」を有していると主張しています。これは、メカニカルコンポーネントからの効率的な放熱管理のための革新的なソリューションと、冷却とダウンフォースのための巧妙なデザインによって達成されました。エアロセグメントで最も注目すべきイノベーションは、実は目に見えません。アンダーボディ後部のフロアチムニー数本が、垂直ダクトを介してリアウイングのルーバーに接続されており、空気の流れを最大化してダウンフォースを増大させています。

室内では、固定式シートがセンタートンネル上で合流し、サイドシル上に展開することで、キャビンと一体化しています。このシートは、周囲のトリムに合わせた鮮やかなシート表皮を採用しています。このデザインは、60年代のレーシングカーのように、ドライバーがシャシーに直接取り付けられたクッションに座っていたことからヒントを得ています。実際、ドライビングポジションは他のフェラーリモデルに比べて低く、リクライニングしており、シングルシーターに近いものとなっています。

ダッシュボードは、スエード張りのミニマルな外観で、インフォテイメントを内蔵した16インチの曲面デジタル計器クラスタを備えています。ステアリングホイールは、ラ・フェラーリとよく似たデザインで、マネッティーノダイヤルと統合されたボタンにより、ドライバーは手を離すことなく車両の機能の80%にアクセスすることができます。もうひとつのクールな要素はギアシフトゲートで、もちろんカーボンファイバーがふんだんに使われています。

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