スポーティな2002年型に敬意を表して生まれ変わったBMW「2022」、デジタル技術を駆使して華麗に再現

BMW(ミニ)

BMWが微妙な縦長デザインのキドニーグリルをやっていた頃、02シリーズという小物もあった。1966年から1977年まで生産されたこのコンパクトなエグゼクティブカーを、現代の2シリーズと間違えないようにしましょう。

02シリーズは、ずっと後、2014年から市場に登場したその精神的後継者とほとんど共通点がない。この02シリーズは、後に5シリーズやE9シリーズに進化する「ニュークラス」のセダンやクーペがベースになっている。軽快な走りと、エンジンの排気量を直接示すクールな呼称が特徴だった。1602、1802、2002といった具合に。

当然ながら、02シリーズを代表するヴィンテージは後者である。現実の世界で愛され、大切にされてきた02は、空想の世界でも憧れの存在となった。そして、そのパティナスタイルを復活させる試みは、これまでにも数多くなされてきた。その中には、とても魅力的なものもありました。

たとえば、2シリーズクーペに1972年型BMW 2002 tiiのリアエンドをモダンにアレンジして、ミニマムで味わい深いスタイリングに仕上げた例もある。さて、今度は別の視点から見てみましょう。それも、ネオレトロな改造を得意とする、もうひとりのヴァーチャルアーティストによるものです。

ソーシャルメディアではalan_derosierとして知られるピクセルマスター、Alan Derosierは、象徴的な2002をクールに再生して新年を迎えることにしました。2022」と名付けられたこの小さなBMWは、縦長のラジエーターグリルのエレメントを大きくパックしています。しかし、それはまったく不自然には見えません。そして、私たちは彼の解釈を信頼しています。

なにしろ、このCGIの専門家は、フランスで生まれ変わった1980年代の伝説に関与しているのと同じなのですから。ルノー5ターボが、現代に蘇ったのである。レジェンド・オートモビルズという小さなアトリエの会社が、スタイリッシュなTurbo3レストモッドを作ってくれたのです。

いずれにせよ、このBMWの「2022」は、単なるアイデアスケッチであり、永遠に希望的観測に過ぎないと考えるのが自然でしょう。そして、これにはただただ胸が痛む…。もしかしたら、2222年には本物が出るかもしれませんよ。

【参照】https://www.autoevolution.com/

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