ロールス・ロイス ファントム オーキッド特別仕様車、ユニークで個性的なデザインに注目

ロールスロイス

オーダーメイドモデルの製作を得意とする自動車メーカーといえば、ロールス・ロイスだ。英国の高級車メーカーは、顧客にユニークなファントム、ゴースト、カリナンの仕様を依頼するのが大好きで、それがきっかけで、アーティスト、ヘレン・エイミー・マーレイと共同でシンガポールのために制作した、いわゆるファントムオーキッドモデルが誕生したのです。

このクルマはロングホイールベースのモデルで、今回の依頼の「ブランク・キャンバス」として最適と判断したのです。

「私たちのコンセプトは、シンガポールという地域の価値観を反映した、バランスのとれた先進的なデザインです。ランの花は、アジアの生活の様々な場面で見られ、変化する環境に適応し繁栄するたくましさを思い出させてくれます」と、ロールスロイス・ビスポークのリードデザイナー、マイケル・ブライデンは語りました。

「ファントムオーキッドのために、私たちは受賞歴のあるアーティスト、ヘレン・エイミー・マレイとコラボレーションし、ユニークな手彫りのシルク作品を作りました。この作品の制作に使われた繊細な素材と技術は、ピュアなガラスの背後に保護され、ファントムのフェイシアを途切れることなく貫いています。

アーティストは、シンガポールオーキッドなど数種類のランからインスピレーションを受け、200時間以上を費やして、ファントムのギャラリー(カスタマイズ可能なダッシュボードのフェイシア)のデザインとアートワークを洗練させたのです。ちなみにランは、エレガントでエキゾチック、しかも丈夫だと考える人が多く、観賞用植物の中で最も憧れの存在と言われています。

また、インテリアでは、リアに蘭をモチーフにしたピクニックテーブルインレイを採用し、ピアノブラックの化粧板にはめ込まれた蘭の花の層が見えるようになっています。その他、特注のトレッドプレートや、グレースホワイト、ハバナ、スモークグレーにダークオリーブのステッチを組み合わせたエレガントなカラーリングも見どころです。

エクステリアでは、アークティック・ホワイトをベースに、ランの花をイメージしたバイオレットカラーを採用し、パール調の外観に仕上げています。また、車体両側の目を引くコーチラインには、オーダーメイドのモチーフが組み込まれています。

「私が知っているシンガポールは、自然とテクノロジーが無理なく融合したモダンなガーデンシティです」と、ブライデンは締めくくりました。

【参照】https://www.autoevolution.com/

コメント

タイトルとURLをコピーしました