フォルクスワーゲン、欧州で中国向け新型SUVのテスト走行を目撃される

フォルクスワーゲン

中国の自動車産業に詳しくない方は、フォルクスワーゲンが年間販売台数で中国最大のブランドであることを聞いて驚かれたことでしょう。さらに興味深いことに、ヴォルフスブルクに本拠を置くこのメーカーは、第一汽車とVW-SAICという2つの合弁会社を経営しており、それぞれ別会社として市場で競争しているのです。フォルクスワーゲン・グループは、現在、中華人民共和国で販売されているさまざまなブランドのモデルを数十億台保有しており、常に新しい製品の開発に取り組んでいます。

そのひとつが、第一汽車との合弁会社から発売されるスポーツ・ユーティリティ・ビークルである。その新型車のプロトタイプが公道でテストしているところをカメラマンが捉えたのですが、なんとそれは雪の降るスウェーデンで撮影されたものでした。ヨーロッパで目撃されたからといって、このSUVが旧大陸で販売されるとは思わないほうがいいでしょう。

この新型車の位置づけを説明するのは少し難しいのですが、試しに説明してみましょう。VW-FAWは現在、中国で数多くのユーティリティを販売しているが、この新型車のコードネームはVW416/3で、モジュラーMQBプラットフォームをベースにしたタラゴンを少し大きくしたような役割を担うことになるという。非公式には、この新製品はTalagon Xと呼ばれ、5人乗りのキャビン構成と大きな荷室を特徴とすると聞いています。

VW-FAWはこの新型SUVを、VW-SAIC合弁会社が設計・生産するコンパクトクーペスタイルのSUV、Teramont Xの直接のライバルとして発売すると予想されます。フォルクスワーゲンが中国で運営する2つのジョイントベンチャーは、競合する製品を持ち、市場では別々の事業体として活動しているのです。

事前情報によると、新型タラゴンXは2.0リッターターボエンジンを2段階のパワーで搭載し、7速デュアルクラッチオートギアボックスとの組み合わせで提供される予定です。標準のタラゴンには2.5リッターユニットも用意されており、タラゴンXにも同じV6がオプションで用意される可能性もある。

【参照】https://www.motor1.com/

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