アウディ、過去のリコールに起因する不具合を修正するリコールを発表

アウディ

アウディは最近、北米でのサービス・リコールにあまり積極的ではありませんでしたが、このドイツの自動車メーカーが今、かなり興味深いキャンペーンを展開して話題になっています。リアサスペンションリンクの変位の可能性があるため、同ブランドの約10万台の車が世界中でリコールされることになりました。これはごく普通のリコールのように思えるかもしれませんが、この問題は過去のリコールの結果として発生したものなのです。

昨年6月、アウディは2019年から2021年にかけて製造されたA4、A5、A6、A7、A8、Q5、Q7、Q8、E-Tronモデルの多くの車両をリコールし、仕様を満たしていないリアアクスルのサスペンションリンクのナットが交換されています。当時発表された公報によると、ナットに欠陥があると、サスペンションリンクとハブキャリアの間の遊びが大きくなり、リアアクスルのホイールアライメントが悪くなる可能性があるとのことです。

このキャンペーンは最終的に全世界で約15万台に拡大されましたが、その後、アウディにはタイヤの摩耗が進み、車両のハンドリングが悪化したという苦情が顧客から寄せられるようになりました。Automotive Newsが報じたところによると、同社は社内調査の結果、このリコールの際に「リアアクスルの部品が、意図せずして誤った仕様に設定されていた可能性がある」ことを発見しました。

このため、アウディは最初のリコールの結果発生する可能性のある問題を修正するために、現在、2回目のリコールを開始しているところです。米国高速道路交通安全局(NHTSA)が発表した公報によると、アウディのディーラーは、対象車のリアアクスルを点検し、必要に応じてアライメントを調整するとのことです。また、各車両の状態によっては、”早期摩耗または不均一に摩耗したタイヤを無償で交換する “というリコール内容も含まれています。

米国における対象車の台数は、全体から見れば比較的少ない。52台のRS5、2,018台のQ5、70台のS8、131台のS7、227台のS6、605台のS5スポーツバック、380台のS4セダンなどの一部がリコールになる。対象車の全リストは、こちらのリンクからご確認ください。

【参照】https://www.motor1.com/

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