AMG搭載のロータスエミラファーストエディションはベース仕様のV6よりも高価に

ロータスは、AMG 2.0L 4気筒エンジンを搭載した「エミラファーストエディション」の価格詳細を発表しました。新モデルの価格は85,900ドルからで、ベース仕様のロータス・エミラV6に対して3,000ドルのプレミアムとなっています。

4気筒エンジンと6気筒エンジンのスタイリングの違いは、エンジンルームカバーに限られ、遠目には区別がつきません。

エミラには、メルセデスAMG A 45 Sにも搭載されているM139型2.0リッター4気筒ターボエンジンがミッドマウントされ、AMGの特注8速デュアルクラッチトランスミッションとロータス設計のエキゾーストシステムが組み合わされています。エミラの場合、AMGエンジンの出力は360ps（269kW / 365PS）で、トヨタ製のスーパーチャージャー付き3.5リッターV6エンジンの400ps（298kW / 405PS）より低い。一方、トルクはV6の420Nm（310lb-ft）に対して430Nm（317lb-ft）と、4気筒の方が高い値を示しています。

ロータスの公式コンフィギュレーターによれば、4気筒エミラの0-60mph（0-97km/h）加速は4.3秒で、エミラV6の4.2秒よりわずか0.1秒遅いだけである。最高速度もV6の180mph（290km/h）に対して、4気筒は176mph（283km/h）とわずかに劣る。小型エンジンの軽量化と、ロータス初の8速デュアルクラッチギアボックスの高速化が、この数字に一役買っているのは間違いないだろう。

ドライバーズパック（ツーリングまたはスポーツシャシー）、デザインパック（プライバシーガラス、アルカンターラヘッドライナーなど）、コンビニエンスパック（パーキングセンサー、リバースカメラ、オートワイパーなど）も標準装備され、スポーツカーに求められるものはほぼ揃っています。また、12.3インチデジタルメーター、10.25インチインフォテイメントタッチスクリーン、12段階調整可能なシートヒーター、クライメートコントロール、KEF社製プレミアムオーディオシステムなども標準装備されています。

すでに発表されている英国（£）、ドイツ（€）、米国（$）でのEmiraの価格は以下の通りです。

ロータス・エミラ：59,995ポンド
ロータスエミラファーストエディション：71,995ポンド／87,995ユーロ／85,900ドル
ロータスエミラ V6: 64,995ポンド / 81,995ユーロ / 82,900ドル
ロータスエミラ V6 ファーストエディション：75,995ポンド／95,995ユーロ／93,900ドル

英国のお客様は、4月8日からロータスエミラファーストエディションをオンラインで予約することができ、最初の納車は2022年末頃を予定しています。また、ロータスは今年後半にフルスペックモデルを発表し、2023年春に発売する予定です。エミラV6のベース仕様に関しては、2023年1月から発売され、今年の夏からオンライン予約が開始されます。