フォルクスワーゲンの技術アップデートにより、ID電気自動車に駐車方法を学習させることが可能に

フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲンは昨年夏、電気自動車「ID」シリーズ向けに初のオーバーザエアソフトウェアアップデートを実施し、ソフトウェアバージョン2.3をリリースしました。このアップデートでは、インフォテインメント・システムやヘッドライトなどが改良されましたが、今回、ヴォルフスブルクに拠点を置くフォルクスワーゲンは、さらに重要なソフトウェア・アップデートを開始します。

IDです。ソフトウェア3.0は、充電機能、アシストシステム、その他IDファミリーの多くの技術的側面をカバーする、多数のアップデートを含んで登場します。このソフトウェアは、現在生産されている車両に最初に提供されますが、年後半には、すでに納車された車両にも提供される予定です。

新ソフトウェアの目玉のひとつは、ドライバーが最大5種類の駐車操作をソフトウェアに教えることができる、いわゆる「メモリー機能付きパークアシスト・プラス」です。この機能は、時速25マイル(時速40km)以下、移動距離164フィート(50m)までの駐車操作を記憶しています。例えば、ドライバーが車庫入れの方法をシステムに教え、その駐車方法を記憶させることができます。一度保存された操作は、クルマが自律的に再現します。

もうひとつの大きなアップデートは、77kWhのバッテリーを搭載したIDカーの充電速度を向上させたことです。直流充電機能の最大出力は従来の125kWから135kWになりました。また、バッテリーの熱マネジメントの改善により、特に寒冷地での走行距離の向上が期待できます。最後になりますが、バッテリーの充電レベルを80%に制限し、バッテリーを長持ちさせるバッテリーケアモードが新たに搭載されました。

IDです。ソフトウェア3.0では、IDの電気自動車のディスプレイのアップグレードも導入されています。例えば、オプションのヘッドアップディスプレイでは、新しいシンボルや最終目的地までの距離情報などの追加情報が投影されるようになりました。

IDユーザーにとってうれしいのは、メータークラスターに、充電量を示すバッテリーアイコンの横に、バッテリー残量をパーセントで表示するようになったことでしょう。これは、ここ数ヶ月の間にフォルクスワーゲンに寄せられた顧客からのリクエストに応えるものです。

【参照】https://www.motor1.com/

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