ブガッティ・リマックは、ベルリンに新しいエンジニアリング&デザインセンターを開設しますが、このイベントの大きなニュースは、同社が2つの将来のモデルを予告していることです。デザインディレクターのアヒム・アンスハイトとチーフテクニカルオフィサーのエミリオ・シェルヴォが映し出された画像には、2台のモデルの上にそれぞれリマックとブガッティのエンブレムが描かれています。
リマックのカバーが装着された車両と、ネヴァーラのカバーが隣り合わせになっており、両者を比較する格好の機会となっています。形状は似ているが、リマックの方がフェンダーフレアが大きく、リアウィングも大きくなっている。このスタイリングの相関性を考えると、このマシンはNeveraのさらにホットなバリエーションといえるかもしれない。
ブガッティ・リマック、ベルリンのデザイン&エンジニアリングハブを新設へ
ブガッティカバーを装着したモデルの前に立つアンシャイト。馬蹄形グリルの形はわかるが、それ以外のデザインは見えない。
見栄えは良くないが、リマックが手がけるものよりも、未来のブガッティに関する情報は多く得られている。同社のボス、マテ・リマックは、シロン後継車が内燃エンジンを使い続けながら、”大きく電化 “されることを確認している。また、市販車では見たことのない機能を備えていることも示している。
ブガッティは2022年から、富裕層の顧客に新型車のデザインを見せ、受注を集めるつもりだ。一般人がハイパーカーを目にするのは、2024年になってからだ。
ベルリンの新施設は、ブガッティとリマックの次世代製品のデザインとエンジニアリングを担当します。また、調達、財務、プログラム管理、IT、法務、マーケティングなどのリソースを備えたドイツの新子会社ブガッティ・リマックGmbHの本拠地となります。
また、リマックはクロアチアのザグレブ近郊に新本社を建設中で、2023年の開業を予定しています。この拠点では、研究開発の拠点としてだけでなく、車両の製造も行う予定です。テストコースや屋上庭園などの設備も備える予定です。建設完了時には、約2,500人の従業員がここで働く予定です。
なお、ブガッティは今後もフランス・モルスハイムにある既存の工場で車両を生産する予定です。
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