フォルクスワーゲンは、「ID.4 GTX」と「ID.5 GTX」に新たな標準装備を追加し、モデルチェンジしました。
最も大きな改良点は、これまでオプション装備であったデザインパッケージとコンフォートパッケージを標準装備化したことです。これらのパッケージは、クライメイトコンフォートウィンドスクリーン、フロントシートヒーター、可変センターコンソール、ティンテッドサイド＆リアウィンドウ、2つのUSB-Cポート、アクティブコンビネーションフィルター、ステーションエアコン、2ゾーン温度コントロールを備えたエアケアクリマトニックエアコンシステムを追加しています。
また、ID.4 GTXとID.5 GTXのキャビンにも、わずかながらアップデートが施されています。ダッシュボードやドアトリムをブラックに統一し、随所にレッドのアクセントカラーを採用しました。また、プレミアムスポーツシート（赤色の縫い目、パイピング、ロゴ入り）をオプションで設定しました。
2台のSUVのエクステリアでは、ブラックのルーフフレームストリップ、Cピラー、ウィングミラー、ディフューザーが採用されています。また、ブラックの21インチホイールも用意されています。
フォルクスワーゲンは今後、ID.の全モデルにGTXのバリエーションが生まれ、黒と赤のアクセントが全モデルに定着することを確認しています。
ID.4 GTXとID.5 GTXは、メカニカルな変更はありません。電気モーターを搭載し、最高出力295ps（220kW）、最大トルク339lb-ft（460Nm）を発揮します。両モデルとも最高速度は180km/hで、最大1,400kgまで牽引することが可能です。両モデルを支えるのは77kWhの高電圧バッテリーで、36分間で5％から80％まで充電することができます。ID.4 GTXの航続距離はWLTPサイクルで最大500km、ID.5 GTXは512kmです。
ドイツでは、この新型車の販売を開始しました。ID.4 GTXの価格は53,255ユーロ（55,728ドル）から、ID.5 GTXは56,455ユーロ（59,077ドル）から販売されます。
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