メルセデス・ベンツGLSのフロントエアバッグが事故時に不正に展開する可能性について

メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツGLSバリエーション2車種は、ワイヤーハーネスに問題があるとして米国でリコールが実施される。

ドイツの自動車メーカーは、前面衝突時にフロントエアバッグセンサーの1つのワイヤーハーネスが損傷する可能性があることを明らかにした。その場合、1段目の展開で済むところを2段目の前面エアバッグが展開されるおそれがあるという。

米国道路交通安全局(NHTSA)にて発表されたリコール通知では、”ベルトをしていない5パーセンタイルの成人女性が「位置ずれ」シナリオで時速13~16マイルで0度の硬い壁と100%重なる特定の前面衝突条件に対して不適合を否定することはできない “と明らかにされています。

平たく言えば、影響を受けた車両が連邦自動車安全基準第208号「乗員衝突保護」の要件に適合しないことを意味する。

メルセデス・ベンツによると、この問題は、ワイヤーハーネスの開発・製造工程にずれがあるため、位置がずれる可能性があるとのことです。なお、不具合が発生してもドライバーには警告が表示されないとのことです。

リコールの対象となるのは、2019年4月29日から2020年2月13日に製造された「メルセデス・ベンツ GLS 450」の計35台と、「GLS 580」の計46例です。

この問題を是正するため、メルセデス・ベンツ・ディーラーは、対象車両のワイヤーハーネスの取り回しを修正する。販売店には7月8日に自主回収キャンペーンを通知し、オーナーには2022年8月30日までに通知される予定です。

【参照】https://www.carscoops.com/

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