イーロン・マスク氏は、8月4日に開催された同社の年次株主総会「サイバーラウンドアップ」で、テスラ「サイバートラック」の価格と仕様について興味深いコメントを発表した。
具体的には、テスラCEOは、サイバートラックの量産モデルの価格と仕様が、2019年11月のコンセプト発表時に比べて変化すると述べたのです。
サイバートラックが最初に公開されたときから、世界がどれほど変化したかを考えれば、これは誰にとっても驚くべきことではありません。わずか数カ月後にパンデミックとロックダウンが発生し、サプライチェーンの大混乱、半導体やその他の部品の不足、基本的にあらゆるものの値上げが発生しました。
それに加えて、現在、世界のほとんどが見ている猛烈なインフレとウクライナの軍事紛争を考えると、サイバートラックが2019年にテスラが当初発表したように4万ドル弱からの価格設定にできないことは明らかだ。昨日の株主総会での質疑応答で、投資家から「テスラはいつ電気トラックの価格を発表するのか」という質問を受けて、イーロン・マスクがサイバートラックの価格について語った内容は以下の通りです。
“サイバートラック “の価格設定ですが、2019年に発表され、予約は99ドルでした。あれからいろいろと変わったので、スペックも価格設定も変わっているでしょう。ちょっと悪い知らせのようなものを言いたくないのですが、私たちが見たようなかなりのインフレと様々な問題を予想する方法はなかったと思います。”
それは本当に驚きではありません。結局のところ、テスラは2021年10月の時点でサイバートラックの価格と仕様をウェブサイトから削除しており、価格と仕様の構成に変化が訪れることはかなり明らかでした。
とはいえ、マスク氏は “サイバートラックはとんでもない製品になる””とんでもなく素晴らしいマシンになる “と聴衆を安心させた。残念ながら、テスラが2019年に発表したものと比べて、電動ピックアップの仕様がどう変わるかについては、一切コメントしなかった。
最後にマスク氏は、サイバートラックの生産開始時期を2023年半ばとする目標を改めて示し、テスラのギガファクトリー・テキサスで電動ピックアップの製造準備がまもなく開始されると述べた。
“これから数ヶ月の間に生産設備、ツーリング、全ての設置を開始しますので、来年半ばの量産開始を目指します。”
サイバートラックに関するマスク氏のコメントやその他多くの話題は、このページの上部に置かれたテスラの年次株主総会の録画ビデオで確認することができます。
【参照】https://insideevs.com/news/602618/tesla-cybertruck-prices-and-specs-will-change-elon-musk-admits/
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