BMWは、ファッション・ブランドKithと2度目の提携を結び、2台の特別なクルマを制作しました。1台目は非常に限定されたi4 M50、2台目は1972年製のBMW 1602をモディファイしたものとなります。
i4 M50の新しい特別仕様車は、わずか7台が限定され、そのうちの1台がオークションに出品される予定です。この7台はすべて、ブランド・パートナーの名前を冠した初のBMW公式ペイント・カラーでもある、濃厚なダーク・グリーン色のKith Vitality Greenにペイントされます。このコラボレーションのために、このカラーに加え、他のユニークなタッチが加えられています。
BMWは、Kithの名前を統合した新しいロゴをデザインし、有名な丸いマークにはファッション・ブランドへの敬意を表し、またi4 M50の電動パワートレインを記念してグリーンが加えられています。
インテリアでは、カーペット周りを含むキャビン全体にキャラメル色のフルグレイン・メリノレザー張りを採用し、Mロゴの刺繍も施されています。ヘッドレストとアームレストにはKithのロゴが浮き彫りにされ、トリムには「Kith Exclusive Edition」の文字がレーザーで刻まれています。
パワートレインは、電気で走るように改造された1972年式のBMW 1602とは異なり、i4 M50 by Kithでは純正のままです。残念ながら、BMWはこの改造について詳しく説明しませんでした。
このモデルは、過去にちなんで選ばれたものです。1602は、1972年のミュンヘン・オリンピックでカメラカーとして2台の電気自動車を送り込んだ、BMW史上初の電気ドライブトレインを搭載したモデルです。
i4 M50と同様に、Kith Vitality Greenにペイントされ、Caramel色のレザーが張られています。Kithのエンボスレザーは、旧型車ほど多用されており、ドアカードや座面をブランド名が飾っています。
1602の外装のロゴがBMWのものに代わっているのは、2011年にKithを設立し、このプロジェクトで自動車メーカーとコラボレーションしたデザイナー、ロニー・フィーグにこのクルマが引き渡されるからだ。
KithとBMWは、2020年に「BMW M4 Competition x Kith」で提携しました。150台限定のその特別仕様のM4は、わずか30分で完売した。その成功と、フィーグの著名なBMWのコレクションが、両社が再び協力するきっかけとなった。
さらに、Kithは、今回のコラボレーションで制作された車のKith Vitality Greenペイントとキャラメルレザーからインスピレーションを得た51点のアパレルとアクセサリーのコレクションを販売する予定です。
コメント