サヴェイロはフォルクスワーゲン最小のピックアップトラックで、1982年の初代導入以来、南米で販売されている。その名前はブラジルの伝統的な漁船に由来しており、2024年モデルでは新たにレンジトッピングトリムレベルが追加された。その他にも、フロントエンドの変更、標準装備の充実、エンジンの改良などが行われている。
まずエクステリアから見ていくと、サヴェイロはボンネットが高くなり、グリルが変更され、ヘッドライトからクロームストリップが伸びている。サイドには、より筋肉質なホイールアーチとボディプロテクションが追加され、すべてのバージョンで15インチホイールが装着されている。後部では、テールライトに新しいダーク処理が施され、ハッチ中央にはSaveiroのレタリングが追加されている。トリムレベルに応じて、ニンジャブラック、シリウスシルバー、クリスタルホワイトに加え、オリバーグレー(トレンドラインおよびエクストリーム専用色)、ムーンストーングレー(エクストリーム専用色)の全5色が用意されている。
2024 VW サヴェイロ
トリムレベルといえば、2024年モデルには4つのグレードがある。それぞれにリア・パーキング・センサー、エレクトロニック・スタビリティ・コントロール、ヒルアシスト、4ディスクブレーキが標準装備される。ボンネットには全車1.6リッター自然吸気エンジンが搭載され、最高出力は116馬力、最大トルクは116ポンドフィート(16.1キログラム力メートル)。この4ポットエンジンには5速マニュアルギアボックスが組み合わされる。
2024年モデルでは、小型トラックに新たなレンジトッピング・トリムレベルが導入された。サヴェイロ・エクストリームには、モデル専用の15インチホイール、Bピラーのピアノブラックエンブレム、ボンネットとサイドのステッカー、後部のテールライトをつなぐマットブラックストリップなどが装備される。インテリアでは、レザーシートが採用され、アームレストとドアパネルにはグレーのアクセントが施されている。
技術面では、エクストリーム・モデルには、Apple CarPlayとAndroid Autoを備えたタッチスクリーン・インフォテイメント・システム、4スピーカー、パーキングカメラ、フォグランプ、タイヤ空気圧モニターが標準装備されている。オプションとして、ヒルディセントコントロールシステムを作動させるオフロードボタンを追加するテックパッケージが用意されている。
最後に、サヴェイロはブラジルで41年間販売され、すでに160万台以上が顧客に納車されている。最新のモデルは今年後半に発売される予定である。
【参照】https://www.motor1.com/news/683958/2024-vw-saveiro-small-truck-debut/
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