ブガッティ・シロンの後継モデルには、ブガッティの誇るクアッドターボ8.0リッターW16のバージョンは搭載されない。
ブガッティは先日、モンテレー・カー・ウィークでW16ミストラルを公開し、W16を見送ることを確認した。同ブランドの次期ハイパーカーには、このエンジンの電動化バージョンが搭載されるのではないかという憶測もあったが、その後、そうではないことが確認された。
先日Autocarの取材に応じたブガッティのデザインディレクター、アヒム・アンスハイトは、小型エンジンの存在がデザインチームに新たな機会をもたらすと語っている。
「機会を提供するものです」とアンシャイトは言った。”寛大さや主権者としての一般的なジェスチャーを失うことなく、将来的にブガッティの形状にほんの少し運動性を持たせる機会があるのです。また、パフォーマンスや性能の必要性から、制約もあるでしょう。しかし、私たちは今までに自分たちのクルマを1cm単位で熟知しているので、(変化が)どこに役立ち、どこに問題が生じるかを正確に把握しています。”
ブガッティの新型パワートレインについては、電動化されるという事実以外、具体的なことは限られています。現在のW16よりもシリンダー数が少なく、ターボチャージャーも少なく、排気量も小さくなると考えて間違いないでしょう。また、ハイブリッドシステムから補助的にパワーを得ることになるため、エンジンのパワーも小さくなる可能性が高い。
ブガッティ副デザインディレクターのフランク・ヘイルは、このクルマに関する具体的な質問には答えず、ミストラルよりも「もっとすごい」クルマになると述べた。
「プロポーション的にも、技術的にも、革新性においても、意外性においても、驚くようなクルマになるでしょう。このクルマに携われることは、本当に幸せなことです」と語った。
【参照】https://www.carscoops.com/2022/08/bugattis-future-hybrid-hypercar-wont-use-w16-combustion-engine/
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