電動メルセデスGクラスがラスベガスのストリップでシンクロナイズド・スピンを披露

メルセデス・ベンツ

タンクターン(電気モーターを駆動源とするその場での高速回転)は、EVができる最も驚くべきことのひとつだ。メルセデス・ベンツはCESの期間中、4台のEQGプロトタイプをラスベガスのストリップで360度シンクロターンさせ、その光景に華を添えた。

EQGがタンクターンを可能にしたのは、各ホイールを駆動する電気モーターのおかげだ。各コーナーに正転または逆転のパワーを加えることで、車体のどちら側を見ているかによる。これにより、SUVは軸回転することができる。

CESでのメルセデス・ベンツEQG

これは宣伝のためのスタントだが、かなり印象的なものだ。ドライバーたちは、ほぼ同じ方向に同時に回転するようにタイミングを合わせている。タンクターンの実際の用途はもっと大きな問題だ。オフロード走行中、トレイルが特にタイトな場合、SUVを数度回転させるのは多少役に立つかもしれない。

リヴィアンR1Tの発表に先立ち、同社はタンクターンを披露した。しかし、この機能は市販モデルには搭載されなかった。同社CEOのRJ・スカリンジは2023年、この機能を取りやめた理由として、潜在的な環境破壊を挙げた。

今のところ、メルセデスが同様の決定を下し、EQGの市販モデルからタンクターン機能を削除する予定はないようだ。ラスベガスで行われたような公開展示は、それがこのモデルのマーケティングポイントになる可能性さえ示唆している。

メルセデスはEQGを隠すために多くのことをしていない。開発車両は、車両の外観をあまり隠さない軽いカモフラージュラップを着用している。同社はまた、このSUVが独立フロントサスペンションとリジッドリアアクスルを採用していることを明らかにしている。EV専用のボディオン・フレーム・プラットフォームに乗り、ドライブトレインのコンポーネントを保護するためにカーボンケブラー製のアンダーボディパネルを使用している。

パワートレインの詳細は不明。4つの電気モーターは600馬力から670馬力を発生すると言われている。オプションでシリコン負極化学を用いたリチウムイオンバッテリーパックが用意され、航続距離は300マイルを超える可能性がある。

【参照】https://www.motor1.com/news/704256/watch-mercedes-benz-eqg-prototypes-do-tank-turns-on-vegas-strip/

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