フォルクスワーゲン T-Rocカブリオレ、2代目は存続せず

フォルクスワーゲン

VWのT-Rocカブリオレは、フォルクスワーゲン・ファミリーの中で常にちょっと変わった存在だった。

フォルクスワーゲンは2020年から現行型T-Rocをコンバーチブル・ソフトトップとして販売しており、昨年1月から11月までに11,693台を販売した。これはミニのコンバーチブルに次いでヨーロッパで2番目に売れたオープントップモデルとなったが、同じ11ヶ月間でT-Rocの総販売台数は191,000台を超え、総販売台数に占める割合はごくわずかだった。

次世代T-Rocを支えるのは、VWゴルフのマイナーチェンジモデルやパサート、ティグアンにも採用されているMQB Evoプラットフォームだ。新世代のT-Rocに関する詳細は限られているが、VWの最高経営責任者であるトーマス・シェーファーは昨年、このT-Rocがブランドとして導入する最後の新燃焼モデルになると認めている。VWブランド開発のボスであるカイ・グルニッツは、ラスベガスで開催されたCESでAuto Newsのインタビューに応じ、シェーファーの発言に同意した。

VWは、次世代T-Rocに搭載されるパワートレインについての詳細をまだ明かしていないが、プラグインハイブリッドユニットの可能性が高いようだ。加えて、アダプティブ・サスペンション・システムが採用される可能性もあり、現行モデルの物理的なコントロールの一部を捨てて、徹底的にアップデートされたインテリアが特徴になるとも言われている。

また、フラッグシップモデルのT-Roc Rが第2世代まで存続するかどうかも不明だ。現行のT-Roc Rは、7.5型ゴルフRと同じ2.0リッターターボ4気筒エンジンを搭載し、最高出力296ps、最大トルク295lb-ft(400Nm)を発揮する。もしVWがT-Roc Rの製造を継続するのであれば、Mk8ゴルフRまたはMk8.5のフェイスリフトモデルのパワートレインに変更するのが筋だろう。

【参照】https://www.carscoops.com/2024/01/vw-t-roc-cabriolet-wont-survive-into-crossovers-second-generation/

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