肌寒い1月に、NHTSA(米国道路交通安全局)とカナダ運輸省が、テスラのヒートポンプが寒冷地で故障する疑惑を調査しているとお伝えした。そしてこのたび、真相が判明したようで、テスラは26,681台のリコールを発令することになりました。
これには、2021-2022年のモデル3、モデルS、モデルXの一部と、2020-2022年のモデルYの一部が含まれており、高速道路法のFMVSS 103、S4.4に適合していないためです。テスラのお客様にとって幸いなことに、自動車メーカーは問題の根源がソフトウェアにあると考えており、アップデートすることで問題の再発を防止できる可能性があります。
NHTSAの資料によると、問題の原因は電子膨張弁で、コントローラーの通信が中断され、ドライバーが再調整されることがありました。時間が経つと、通信の中断と再調整が蓄積され、電子膨張弁が意図せずに開き、蒸発器内に冷媒が閉じ込められる可能性があります。その結果、システムの有効成分から冷媒が失われ、コンプレッサーの安全停止につながる可能性がありました。
その結果、特に気温が-10℃のときに車内の暖房が効かなくなり、ユーザーインターフェースにHVACシステムが使用できない旨のメッセージが表示されます。同乗者にとっては心底迷惑な話ですが、デフロスターがフロントガラスをクリアにする能力に影響を与えるため、危険な状態にもなりかねません。
一方、オーナーにとっては、心配の種でした。カナダのある顧客は、1ヵ月間暖房が効かず、”買い手の後悔 “を味わったと報告しています。
リリース2021.44.30.7以降に公開されたファームウェアは、電子膨張弁を閉じるソフトウェアコマンドを導入し、冷媒が蒸発器に入るのを防ぐことにより、この問題の発生をもう防ぐことができるはずです。HVACシステムに問題が発生した車両は、まだ保証期間内であるはずです。
Well @elonmusk having some buyers remorse. Last Feb had our Model Y in the SC for a month with no heat. New Super-manifold and thought it was fixed. New set of sensors last week and now this. -30c in #Saskatchewan and a very cold 1 hr drive later we barely made the supercharger pic.twitter.com/JLJ7Pmzc0P
— Mark Kroeker (@paateach) December 28, 2021
コメント