一夜にして、テスラはテキサス州で製造されたエントリーモデルのモデルYをウェブサイトから削除するという重要な変更を行った。この動きにより、新型モデルYのベース価格は49,130ドルから最低でも52,130ドルに事実上引き上げられることになる。憶測によると、このシフトは近い将来サイバートラックの生産を加速させるための広範な戦略の一環である可能性がある。
Teslaratiによって最初に発見された、この価格設定の小さなシフトは、モデルYの新しいベースモデルはロングレンジバージョンであるため、多くのバイヤーを動揺させる可能性は低い。EPA(環境保護局)推定航続距離は330マイル(531km)で、旧ベースモデルの最大航続距離は279マイル(449km)だ。ロングレンジは、7,500ドルの税額控除を受けながら、性能もほんの少し向上している。
テスラには広報チームがないため、モデルYのラインナップが変更された正確な理由については不明だ。モデルYが大人気車であることは、販売記録を見れば明らかだ。実際、2023年前半の登録台数ではフォードF-150に次ぐ2位だった。
今年初め、テスラはギガテキサスで毎週5,000台のモデルYを製造していることを確認した。モデルYの生産規模を縮小するということは、多くの資産が他のプロジェクトのために空くことを意味する。テスラがこれらの資産を活用してサイバートラックの生産を可能にしようと計画しているのはもっともなことだ。
ギガ・テキサスがサイバートラックの生産拠点になることは周知の事実だ。それに加えて、この工場ではかつてモデルY AWDに使用されていた4680セルと、サイバートラックに搭載される更新セルを生産していることもわかっている。これらのことは、テスラが年内に生産可能なサイバートラックを実際に出荷する可能性があることを示唆している。
Giga Texas achieves production of 5k Model Y/week pic.twitter.com/WwZrv3CYae
— Tesla (@Tesla) May 9, 2023
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