BMW M3 CSツーリング、2025年に発売の可能性、上限は2,000台

スパイ・フォトグラファーがニュルブルクリンクでテスト中のBMW M3 CSツーリングと思われる車両を偶然発見してからおよそ半年後、2025年に発売される可能性を示唆する新たなレポートが浮上した。

M3ツーリングは発売以来、エンスージアストに好評を得ており、BMWが魅力的な新バリエーションでその人気を活かそうとするのは理にかなっている。M3 CSツーリングは、セダンと同じレシピを踏襲し、いくつかの新しいコンポーネントを採用し、軽量化策を講じ、さらに優れたものにするために若干の出力向上を図ると考えるのが自然である。

BMW Blogによると、M3 CSツーリングは、M3ツーリングの唯一のバリエーションであるコンペティションxDriveをベースに開発されるという。このモデルは3.0リッター・ツイン・ターボ6気筒で503psを発揮するが、CSはセダンと同じ543psを発揮するはずだ。駆動は引き続き4輪で行われ、セダンと同様、8速オートマチック・トランスミッションのみとなる。

この投稿をInstagramで見る

GERMANY'S FINEST(@germanysfinest43)がシェアした投稿

M3 CSセダンは、わずか3.2秒で時速62マイル（100km/h）に達することができ、M3 CSツーリングがそれにほぼ追いつくことを期待するのは妥当だろう。その他、様々な新しい軽量カーボンファイバー製パーツや特徴的なホイールの採用など、様々な変更が加えられる。セダンには鋳造アルミニウム製ストラットブレースが採用され、キャンバー、アダプティブダンパー、アンチロールバー、ステアリングにも変更が加えられる。ツーリングにも同様の改良が施され、標準モデルよりもわずかに軽量化される。

BMWはまた、M3 CSツーリングにハードコアなカーボンファイバー製バケットシートを採用するなど、一連のインテリアの変更を行う予定である。

M3 CSツーリングの生産台数は限定される。スタンダード・モデルの人気を考えると、BMW Blogは、これだけの台数を製造する能力を見つけるのは難しいかもしれないと指摘している。同ブログによると、全世界で生産されるのは2,000台に満たないとのことである。