BMW、デュアルモーター搭載の後輪駆動電動Mカーを検討中

BMW(ミニ)

BMWがしばらくの間、クアッドモーター搭載の電動パフォーマンスカーの開発に取り組んできたことは周知の事実だ。i4 M50ベースのプロトタイプの画像が公開されただけでなく、我々のスパイがテスト中のそれをキャッチした。BMWの開発責任者フランク・ウェーバーはCar Salesに対し、電動M3を計画していると語っている。

しかし、将来のM3や、燃焼エンジンを持たないX3 Mの可能性は、必ずしも巨大なクアッドモーターと全輪駆動のセットアップを持つとは限らないかもしれない。Ars Technicaの取材に応じたMのフランク・ファン・ミールCEOは、BMWはデュアルモーターによる後輪駆動セットアップも検討していると語った。xDriveを搭載した電気自動車のMカーは間違いなく速くなるだろうが、FRセットアップを採用することで車重が軽くなり、運転がより楽しくなる可能性が高い。

クアッドモーター搭載のBMW i4 M50ベースのEVスパイ写真

フランク・ファン・ミールは、かさばる強力な電気モーターは100年以上も前から鉄道車両に搭載されてきたが、高性能EVの用途では、これらの電気モーターは小型でありながらパンチが効いていなければならないと指摘した。M部門の責任者は、モーターが安定した性能を発揮できるよう、エンジニアが最適な冷却ソリューションを考え出さなければならないとも指摘した。そして、モーターがフル稼働している間にバッテリーがオーバーヒートしてはならない。

BMWはすでに、i4 M50、i5 M60、iX M60、i7 M70など、さまざまな電動Mパフォーマンス・バッジ車を持っている。しかし、実際のM EVは、ノイエクラッセ・モデルの最初のリリースから「まだ2、3年かかるだろう」という。最初のNKベースのモデルは、3シリーズ・セグメントのセダンとSUVとして2025年に登場する。その結果、ICEのない本物のMカーが登場するのは2027年頃になると予想される。それがM3セダンなのかX3クロスオーバーなのかはまだわからない。

いずれにせよ、これは既存のCLARプラットフォーム上のプロトタイプであるため、写真のi4 M50とは関係ないだろう。BMWは、Vision Neue Klasseコンセプトによって予告された新鮮なデザイン言語を採用するNE車用に計画されたいくつかの新しいハードウェアをテストしている。

【参照】https://www.motor1.com/news/690907/bmw-rwd-ev-dual-motor/

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