ジャガーXJR-15の開発会社が復活し、新車を開発中

ジャガー

トム・ウォーキンショー・レーシング(TWR)は、1980年代から1990年代にかけて、イギリスのモータースポーツと車両エンジニアリングのシーンで重要な存在だった。ル・マンに勝利したジャガーの耐久レーサーを手がけ、ジャガーのスーパーカー・プロジェクトXJ220にも貢献した。現在、この名前は復活の準備を進めており、新たなティーザーでは新型車の最初の姿を垣間見ることができる。

残念ながら、TWRは復活した会社の最初のプロジェクトについての具体的な詳細は明らかにしていない。ティーザー画像では、フレアしたリアフェンダーが確認できる。また、低く張り出したルーフラインとフラットなテールが特徴的だ。この形状は、これがパフォーマンスクーペであり、おそらくスーパーカーであることを示唆している。パワートレインやインテリアの詳細は不明だが、完全なお披露目は “まもなく “とのことだ。

トムの息子であるファーガス・ウォーキンショーが新プロジェクトの陣頭指揮を執っている。復活した会社は、高性能車を生産するブランドと協力するつもりだ。パートナーはまだ明かされていない。

「TWRの名前が新しい世代のために生き続けることに、大きな誇りを感じています」とファーガス・ウォーキンショーは語った。「高性能エンジニアリングはウォーキンショー一族の血の中に流れており、オリジナルのTWRがその扉を閉じて以来、私は一族の遺産を引き継ぐ方法を見つけたいと切望してきた。

はっきり言っておくが、これはTWRのオリジナルではない。その会社は2000年代初頭に廃業した。ファーガス・ウォーキンショーと彼のビジネスパートナーは、2020年に別会社としてこの名前を復活させた。

トム・ウォーキンショー・レーシングの原型は1975年に始まった。同社の初期のプロジェクトのひとつは、初代マツダRX-7をレース用に改造することで、その車両は1981年のスパ・フランコルシャン24時間レースで優勝した。その後、1988年にル・マンを制したXJR-9LMを開発するなど、ジャガーと密接な関係を築いた。1990年にはジャガーXJR-12がこの重要なレースで勝利を収めている。

ジャガーXJR-15

TWRはロードカーも手がけていた。ジャガーXJSをよりアグレッシブなボディキットとよりパワフルなV12エンジンを搭載したXJR-Sに改良した。また、ボディパネルとモノコックにカーボンファイバーを採用したスーパーカーXJR-15(写真上)も開発した。パワーは6.0リッターV12。ジャグにとどまらず、TWRはサーブ9-3ヴィッゲンやルノー・クリオV6といったモデルの開発にも貢献した。

【参照】https://www.motor1.com/news/692744/tom-walkinshaw-racing-model-teaser/

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