2026 メルセデスAMG GLE 53、未来を切り拓く107馬力のPHEVパワートレインを搭載

メルセデス・ベンツ

メルセデスAMGは今年初め、フェイスリフトしたGLE 53を発表したが、今回新たにプラグインハイブリッドのバリエーションを発表した。

2025年に米国のディーラーに導入される予定の2026年型メルセデスAMG GLE 53ハイブリッドは、伝統的なクロスオーバーとスポーティなクロスオーバークーペとして提供される。

このモデルは、443ps(330kW/449PS)の3.0リッター直列6気筒エンジン、134ps(100kW/136PS)の電気モーター、31.2kWhのバッテリーパックからなるプラグインハイブリッドパワートレインを搭載する。このセットアップにより、クロスオーバーの合計出力は536 hp(400 kW / 543 PS)、最大トルクは553 lb-ft(749 Nm)となる。これは、GLE 53ハイブリッドが0-60 mph(0-96km/h)を4.6秒で加速し、電子制限速度155 mph(249km/h)を達成するのに十分なものである。

2024年モデルのメルセデスAMG GLE 53は、マイルドハイブリッド技術を採用した3.0リッター直列6気筒ターボチャージャーを搭載し、最高出力429 hp(320 kW / 435 PS)、最大トルク413 lb-ft(559 Nm)を発揮する。しかし、インテグレーテッド・スターター・ジェネレーターによって、最高出力21ps(16kW / 21PS)、最大トルク148lb-ft(200Nm)を向上させることができる。マイルド・ハイブリッドが時速60マイル(約96km/h)に達するのに0.3秒余分にかかるのは、それほど印象的な数字ではない。

プラグイン・ハイブリッド・パワートレイン以外にも、2026年型GLE 53ハイブリッドには “随所に特徴的な要素が盛り込まれている”。これには、追加された熱交換器に空気を導く、軽く変更されたフロントマスクが含まれるようだ。メルセデスはまた、新しいハイブリッドバッジと、充電状況や残りの電気航続距離といったハイブリッド車特有の情報を表示するディスプレイの刷新も行っていると述べた。

バッテリーパックの重量を考えれば、AMGライドコントロール+エアサスペンションがプラグインハイブリッド用に刷新されたのも当然だろう。メルセデスは詳細について多くを語らなかったが、新しいハードウェアとソフトウェアの恩恵を受けていると述べた。

その他にも、新しいリアダンパーや、フロントアクスルとリアアクスルに新しいパッシブスタビライザーが採用されている。また、シャシー、ステアリング、AMGパフォーマンス4MATIC+四輪駆動システムも微調整された。

セッティングといえば、AMGダイナミックセレクトシステムには、エレクトリックとバッテリーホールドという2つのハイブリッド専用モードがある。エレクトリック・モードはバッテリーの使用を優先し、バッテリー・ホールド・モードはバッテリーの使用を制限する。

最後になるが、このモデルには歩行者に存在を警告する「アコースティック・ビークル・アルター・システム」が装備される。この取り組みの一環として、”特別に構成された低周波で速度変調されたAMGサウンドが、フロントのスピーカーとリアの2つのスピーカーを備えたサウンドバーを介して外部に放出される”。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/10/2026-mercedes-amg-gle-53-plugs-into-the-future-gets-phev-powertrain-with-extra-107-hp/

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