クライスラー、ミニバン「パシフィカ」の大幅刷新を計画中

クライスラー

今月初めに最後の300Cを生産し、クライスラーはひとつの製品に絞られた。パシフィカは2016年半ばに発売されたミニバンである。その約4年後、全輪駆動を備えた2020MYモデルが登場し、フェイスリフトを受けた。そして今回、さらなる改良が計画されていることがわかった。

クライスラーのクリスティーヌ・フォイエル最高経営責任者(CEO)はカナダのジャーナリストとの会見で、”パシフィカの中期アクションプラン “を発表した。彼女はさらに、”それは単なる中程度のリフレッシュ以上のものになるでしょう。かなり重要なものになるでしょう」と述べた。発売時期については明言を避けたが、クライスラー初のEVの後に発売される予定であることを明らかにした。

言い換えれば、電気モデルが2025年に予定されていることを考えると、2026年よりも早くアップデートされたファミリー・ハウラーが登場することはないだろう。フォイエルによれば、EVが登場するまでの約1年間、クライスラーは「ワンプロダクト・ブランド」になるという。ミニバンは引き続きオンタリオ州のウィンザー組立工場で生産される。

クライスラーが米国で販売しているのはパシフィカとパシフィカ・プラグイン・ハイブリッドだけだが、カナダのラインナップには標準装備の少ない廉価なグランドキャラバンもある。しかし、生産コストの上昇に伴い、近年価格が上昇しているとフォイエルは言う。

米国では、2024年型パシフィカは39,090ドルから、パシフィカ・プラグイン・ハイブリッドにステップアップすると53,425ドルからとなる。最も高価なのは、ピナクルトリムレベルの電動化ヴァリアントで62,155ドルから。カナダでは、グランドキャラバンは51,760カナダドルからスタートし、現在の為替レートで38,719ドルになる。

パシフィカは長寿で価格も高くなっているにもかかわらず、依然として好調を維持している。9月までの米国での販売台数は112,198台に達した。これは、クライスラーが2019年に樹立したミニバン販売台数118,322台を上回る可能性が高いことを意味する。ミニバンはカナダでも人気を保っており、1月から9月までに6,307台が納車された。同モデルのカナダでの最高記録は、7,692人が購入した2022年だった。

【参照】https://www.motor1.com/news/701191/chrysler-pacifica-facelift-planned/

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