ポルシェ、チャイルドシートのアンカーが妨げられる可能性があるとして「タイカン」をリコール

ポルシェ

昨年7月、ポルシェは電気自動車Taycanに「製造上のばらつき」があることを確認しました。具体的には、後部座席中央のシートベルトバックルに取り付けられているワイヤーハーネスに、誤ったルートがあることを確認したのです。すぐに対策を講じましたが、ハーネスの取り違えが生じたまま生産されたクルマがありました。

工学的な分析によると、LATCHアンカーとの干渉は、車両の所有者が明らかに観察できるものであることが示されています。ポルシェは、ハーネスが正しく取り付けられていないことがもたらす潜在的な影響と相まって、前述の状態が連邦自動車安全基準第225号の要件に反することから、これらのテイカーをリコールすることを決定しました。

シュトゥットガルトに本社を置く自動車メーカーによると、リコール対象車両5,305台のうち、およそ2%に何らかの誤配線の可能性があるとのことです。販売店には、中央後部シートベルトバックルのワイヤーハーネスを点検し、後部助手席側アウトボードシートのインボードアンカーに干渉しないように固定するよう既に指示しています。オーナーへの通知は、4月22日にポルシェ・ブランドの封筒で郵送される予定です。

また、ポルシェは、2020年から2022年モデルの「Taycan」に対して納車停止命令を出し、ディーラーに対して、誤配されたハーネスを点検し固定する前に対象車両を納車しないように指示しています。なお、呼び戻されるのは、2020年1月17日から昨年7月20日までに生産された車両で、オプションのリアセンターシート装着車のみであることは強調しておきたい。

北米市場向けのポルシェ テイカンは、標準仕様のバッテリーを搭載した後輪駆動の構成でデスティネーション別価格が82,700ドルから、コンフィギュレーターによると480ドルで2+1リアシートをオプション設定することができます。このリアシートは個別に折りたたむことができます(40:20:40)。

Taycanのバリエーションには、全輪駆動の4S、それにGTS、ターボ、そしてオーバーブーストとローンチコントロールをオンにした状態で750ポニーを発生するレンジトッピングターボSも含まれます。ポルシェは、4ドアセダンに加えて、スポーツツーリスモと呼ばれるステーションワゴンとクロスツーリスモとして販売されるリフトアップステーションワゴンの外観を持つテイカンを提供しています。

【参照】https://www.autoevolution.com/

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