ブガッティ W16 ミストラル ロードスターにシロン スーパースポーツ300+の1,578馬力エンジンを搭載し、99台限定で発売

ブガッティ

モルスハイムは、シロンをベースにした500万ドルのスピードスター、ブガッティW16ミストラルで、W16クワッドターボエンジンの20年近いストーリーに幕を下ろします。

南仏の風と、かつてマセラティが使用していたバッジから名付けられたミストラルは、ブガッティにとってシロンをベースにした初のオープントップであり、2015年に生産終了したヴェイロン・グランドスポーツ・ビテッセ以来のロードスターとなる。ブガッティによると、99台が製造されるが、顧客が納車されるのは2024年初頭まで待つことになるという。

ミストラルの8.0リッターW16エンジンは、1,578(1,600PS)と1,180 lb-ft(1,600Nm)を発揮し、2019年にフォルクスワーゲンのエフラ・レシアン・テストコースで304.773 mph(490.5km/h )を記録した「スーパースポーツ」と記録を破った「スーパースポーツ300+」から借り入れたものだ。ただし、300+のボディはブガッティの空力専門家が特別に改良してこの速度に到達したもので、ミストラルは特にルーフを取り外した状態では、これほどの速度は出ないだろう。

世界最速のロードスター?

しかしブガッティは、ミストラルを世界最速のコンバーチブルにするために設計したと明言している。同社は2013年にグランドスポーツ・ヴィテッセで時速254マイル(409km)の市販車記録を樹立し、その記録はいまだ健在だと思っているが、ヘネシーが2016年にヴェノムGTスパイダーで時速256.6マイル(約413km)を出し、今週モントレーで発表された新ヴェノムF5スパイダーでも時速300マイル(483km)近くまで狙っているのである。バグガティによれば、新型車の計器類は「時速420kmまでなら容易に視認できる」ように設計されているというから、ヘネシーがこの一台を手中に収めるかもしれない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました