ブガッティ「シロン」後継モデル、2024年デビュー、2026年生産が決定

ブガッティ

ブガッティ・シロンとそのクワッドターボW16エンジンの時代はまもなく終わる。とはいえ、ブガッティが終わるわけではなく、新たなフラッグシップ・ハイパーカーの開発がすでに進められている。デビューは2024年と聞いていたが、ブガッティから文書で確認された。次世代モデルはまた、2004年以来ブガッティのデザイン・ディレクターを務めてきたアヒム・アンスハイトの引退という、デザイン時代の終焉を意味する。

ブガッティは本日、プレスリリースでアンシャイトの引退を発表し、スーパースポーツ、グラン・スポール・ヴィテッセ、エルメスなどの特別仕様車ヴェイロンを監督したアンシャイトを称えた。彼はまた、4ドア、4シーターのガリビエなど、生産には至らなかったブガッティのコンセプトカーの首謀者でもあった。もちろん、シロンや、その骨格を土台としたコーチビルドモデルの数々(セントディエチ、ボリード、ディーヴォ、ミストラル、そして唯一無二のラ・ヴォワチュール・ノワール)もある。それはまさにレガシーである。

アヒム・アンスハイトがデザインしたブガッティ車

アンシャイトは引退するが、彼の遺産はシロンの後継モデルで受け継がれる。ブガッティによると、シロンはここ数年開発が進められており、2024年に発表される予定だという。今回の発表では、純粋なEVではないものの、電動化に関して以前から聞いていたことも確認された。次期ブガッティにはハイブリッドパワートレインが搭載されるが、その中に象徴的なW16エンジンの新しいイテレーションが含まれるかどうかはまだわからない。2021年にリマックと合併したことを考えると、次期ブガッティには電気馬力の可能性が十分にあることは確かだ。計画通りにいけば、2026年に生産が開始される。

アンシャイトの引退に伴い、フランク・ハイルが副社長からブガッティのデザインチームを率いることになった。2008年にブガッティに入社した彼は、ヴェイロン・スーパースポーツ、シロン、ディーヴォを手がけたが、ヴィジョン・グランツーリスモの開発にも携わった。

「ヴェイロン、シロン、そしてシロンの後継モデルには、共通点があります。「それらは公道用のレーシングカーではなく、グラン・ツーリスム開発の頂点であり、軽快なタイプ35、タイプ41ロワイヤルの豪華さ、そしてタイプ57SCアトランティックの比類なきエレガンスをミックスした魅力的なものです」。

アンシャイトは退任するものの、ブガッティ・リマックのCEOであるマテ・リマックのアドバイザーとして、ブガッティとの関係は維持される。

【参照】https://www.motor1.com/news/677935/bugatti-chiron-successor-confirmed-2024-debut-production-2026/

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