2024 BMW 530e PHEV、ミュンヘンで完全電気自動車i5の隣にデビュー

BMW(ミニ)

IAA Mobility 2023ではBMW Neue Klasse Conceptが脚光を浴びたが、バイエルンの自動車メーカーは短期的にはもっと重要なエースを用意していた。ニューBMW 5シリーズ初のプラグイン・ハイブリッド・モデルである530eのことで、2024年春の発売を前に、完全電気自動車のi5とともにミュンヘンで初公開された。

G60 5シリーズのヨーロッパでのラインナップは北米とはかなり異なり、4気筒パワートレインを搭載したモデルに集中している。実際、旧大陸では6気筒の選択肢は次期550e xDriveプラグインハイブリッドだけだ。BMWは今回のショーにこれを持ち込む代わりに、エントリーレベルのPHEV、つまり4気筒でFR専用の530eを展示することにした。

BMW 530eはエントリー・レベルのPHEVオプション

新型5シリーズのプレスショットには、スポーティなMパッケージが装着されているものが多いが、530eには標準のボディキットが装着されている。ボディ同色のバンパーには、かなり薄いが完全に機能するインテーク、カバーされたグリルの縦のスリット、そして小さめのアルミホイールが、G60をより繊細に見せている。一方、リアバンパーのアルミ調加飾アクセントは、控えめとは呼べない。多くのPHEVがそうであるように、エキゾーストパイプはバンパーの下に隠れて見えない。

530eの電動パワートレインは、ターボチャージャー付き2.0リッター4気筒エンジンと、8速オートマチックギアボックスに組み込まれた新開発のPHEV専用電気モーター、そして19.4 kWhバッテリーで構成される。合計出力は295 hp(220 kW / 299 PS)、トルクは450 Nmで、古き良きBMWセダンのようにリアアクスルに伝達される。電気航続距離については、先代に比べてバッテリーの容量が大きくなったため、87〜101km(54〜63マイル)の充電が可能だ。リチウムイオンバッテリーのフル充電には、7.4kWの急速充電器で3時間、家庭用プラグで9.8時間かかる。

BMW i5 eDrive40も登場。

IAA Mobility 2023に出展される2番目の5erは、BMW i5 eDrive40である。テールゲートのバッジを無視すれば、フラッグシップのM60バリアントに似ている。BMWのドイツのコンフィギュレーターを見ると、Mパッケージは3,100ユーロ(3,346ドル)のオプションで、BMW Individualカタログの21インチ・ホイールは2,590ユーロ(2,796ドル)、目を引くエクステリア・シェードは70,200ユーロ(75,777ドル)のベース価格には含まれていないようだ。

eDrive40の完全電動パワートレインには、335ps(250kW/340PS)と430Nm(317lb-ft)のトルクを発生するリアマウントの電気モーターが1基搭載されている。82 kWhのバッテリーパックのWLTP航続距離は497-582 kmで、よりパワフルでAWD対応のM60よりも長い。

電動化されたEU仕様のFR5シリーズ、あなたならどれを選ぶ?よりベーシックな外観で、充電ネットワークに頼らずにより遠くまで走れる530eか、それともエミッションフリーのi5 eDrive40eか?次期M5パフォーマンス・フラッグシップにも電動パワートレインが搭載されることを念頭に置いておこう。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/09/2024-bmw-530e-phev-debuts-in-munich-next-to-the-fully-electric-i5/

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