ジープ・アベンジャー、欧州でマイルドハイブリッドパワートレインオプションを追加

ジープ

ジープ・アベンジャーは、ブランド初の量産EVとして昨年デビューしたが、その後ラインアップが増え、より多くのオプションが追加された。一部の欧州市場でICEのみのガソリンエンジンが限定販売されたのに続き、ジープはマイルド電化1.2リッターパワートレインとオプションのオープンエアスカイルーフ機能を備えたアベンジャーe-ハイブリッドを導入した。

アベンジャーe-ハイブリッドは、プジョー、シトロエン、オペルの各モデルですでに採用されているステランティスの最新マイルドハイブリッド技術を搭載。パワートレインは、ターボチャージャー付き1.2リッター3気筒ガソリンエンジン、48ボルトのリチウムイオンバッテリー、そして新しい6速デュアルクラッチ・オートマチックギアボックス(e-DCS6)に内蔵された電気モーターで構成される。ジープは合計出力を発表していないが、ガソリンエンジンは99 hp(74 kW / 100 PS)と205 Nm(151 lb-ft)を、電気モーターは28 hp(21kW / 28PS)と55 Nm(40.6 lb-ft)を発生する。

フルハイブリッドではないものの、ジープは時速30km以下であれば最大1kmのEV走行が可能だ。バッテリーに十分な電力が残っていれば、燃焼エンジンを切った状態で駐車することもできる。

全体として、ジープはMHEVの燃費を5.1ℓ/100km(46.12mpg)としている。同時に、非電化車と比較してCO2排出量を最大15%削減し、平均111-114g/kmを達成する。

SUVは、少なくとも将来4×4のEVが登場するまではFFのみの設定だが、エコ、ノーマル、スポーツ、スノー、マッド、サンドの走行モードは、より滑りやすい路面でのトラクションに役立つ。

新しいエンジンはさておき、ジープ最小のSUVは、オプション装備のリストに新たに追加されたオープンエアスカイルーフや革巻きのマッサージ機能付き運転席シートなどの恩恵も受けている。MHEVは、テールゲートの “e “バッジが青色から緑色に変更され、テールパイプがあることから、EVと区別できる。

このモデルにはLongitude、Altitude、Summitのトリムが用意される。フラッグシップモデルには、18インチアルミホイール、フルLEDライト、プライバシーガラス、アンビエント照明、10.25デジタルメータークラスター、ワイヤレス充電パッド、レベル2自律走行機能が装備される。

ジープ・アベンジャーe-ハイブリッドは、11月末より欧州全市場で注文可能となる。価格は発売間近に発表される予定だが、完全な電気自動車と比較すると割安になると予想される。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/11/jeep-avenger-gains-mild-hybrid-powertrain-option-in-europe/

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