第4世代のミニ・クーパーは昨年、フルスペック構成の最もパワフルなSEの装いで初登場した。そして今回、ミニのミニマリズムを際立たせるエントリーモデルのクラシック・トリムで、より安価でパワフルなクーパーEが登場した。
技術的な仕様から説明すると、ミニ・クーパーEはフロントマウントの電気モーターを搭載し、最高出力181ps(135kW / 184PS)、最大トルク214lb-ft(290Nm)を発生する。これはクーパーSEに比べて34ps(25kW / 34PS)、29lb-ft(40Nm)低下している。それでも、0-100km/h(0-62mph)を7.3秒で加速するには十分な性能だ。
バッテリーパックも小型化され、容量は40.7 kWh(代わりに54.2 kWh)で、WLTPでの航続距離は190マイル(305 km)である。クーパーEの充電速度はSEより若干遅いが、75kWの直流コンセントから28分の充電で10%から80%まで充電できる。
英国のオフィシャル・コンフィギュレーションを訪ねてみると、エントリー・レベルのミニ・クーパーEクラシックの外観は、プレス・ショットに登場するものとは少し異なっている。EVのスタート価格は30,000ポンド(37,715ドル)だが、ビビッドなサニーサイド・イエローの塗装は550ポンド(694ドル)追加され、17インチホイールにはさらに550ポンド(694ドル)が必要だ。ありがたいことに、ルーフとミラーキャップのスタイリッシュなホワイト仕上げは、ブラックと同様に無償オプションだ。
写真の個体には、アダプティブLEDヘッドライト、ワイヤレス充電パッド、ヘッドアップディスプレイ、アクティブクルーズコントロールシステムなどの設備を含むオプションの「レベル2」パッケージも装備されているようで、価格はさらに4,000ポンド(5,043ドル)追加される。インテリアでは、「パーフォレーテッド・ハウンドトゥース・パターン」のヴェスキン合成皮革シートが標準装備され、新しいミニ・オペレーティング・システム9で動作する9.44インチの円形OLEDタッチスクリーン・ディスプレイも標準装備される。
ミニ・クーパーEとミニ・クーパーSEは、ICEエンジン搭載のミニ・クーパーとクーパーSとともにフェイスリフトを行った。今回のアップデートにより、スタイリングとテクノロジーの面でEV専用モデルに近づいた。
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