ハイブリッド車ジープ・アベンジャー4XE、欧州のベイビーSUVにAWDを導入

ジープ

昨年発売されたジープのベイビー・アベンジャーは、同ブランド初のEVということで注目を集めたが、前輪にしか動力を送らなかったため(同年後半に追加された燃焼式バージョンも同様)、一部のファンにとっては「ジープ」らしさが足りなかった。4xeがそれを解決してくれるかもしれない。

ジープのラインナップの中で最も小さなSUVの新しいマイルドハイブリッド・バージョンは、134馬力(136PS)の4気筒ガソリン・エンジンと、フロントに28馬力(29PS)の電気モーター、そして後車軸に2つ目の同サイズの電気モーターを組み合わせている。このセットアップにより、アベンジャーに初めて全輪駆動が導入され、このモデルにUSPのようなものが与えられた。ヨーロッパで販売されている小型SUVのほとんどは、AWDオプションを備えていない。

ガソリンエンジンは6速デュアルクラッチトランスミッションを介して前輪を駆動するが、後輪とは機械的に接続されていない。PHEVではなく、電気モーターも比較的小さいが、ジープによれば、4xeは低速では完全な電気駆動が可能だという。

ジープは2022年のパリモーターショーで4xeのコンセプトバージョンを公開したが、本日公開された市販車の1枚のティーザーレンダリングは、コンセプトの無骨なルックスの多くがそのまま残っていることを示唆している。スケッチでは、フロントバンパーの新デザインが明らかにされており、コンセプトと同様に、グリーンのフラッシュとマットなボンネットの処理、がっしりとしたタイヤ、そして高められた車高が、AWDモデルを他のアベンジャーズから際立たせる。

ヨーロッパでの受注開始は2024年末で、アベンジャーのラインナップに真の幅が加わることになる。それまでは、1.2リッター、99ps(100PS)のガソリンエンジン、マイルドハイブリッド技術搭載のガソリンエンジン、または154ps(156PS)を発揮し、WLTP航続距離248マイル(399km)を実現するEVパワートレインのいずれかを選択することになる。

以下のギャラリーには、ジープが新たに公開した4xeのティーザー画像1枚と、2022年のパリモーターショーで公開された4xeコンセプトの画像が含まれている。

【参照】https://www.carscoops.com/2024/02/hybrid-jeep-avenger-4xe-brings-awd-to-europes-baby-suv/

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