2024年フィアット600ハイブリッドは28馬力の電気モーターと98馬力の3気筒エンジンを組み合わせる

フィアット

オール電化の2024年型600eが発表されたのに続き、フィアットは今回、イタリアの自動車メーカーのコンパクト・クロスオーバーの電化を大幅に抑えた600ハイブリッドを発表した。小さなバッテリーと小さなエンジンしか搭載していないが、それで驚くほどのことができるだろう。

オール電化のフィアット600eに代わる、ほぼ内燃式の新しいハイブリッドバージョンは、99 hp(74 kW/100 PS)の1.2リッター3気筒エンジンと28 hp(21 kW/29 PS)の電気モーターを組み合わせている。

この電気推進システムは6速電気デュアルクラッチトランスミッションに内蔵され、2024年型フィアット600ハイブリッドは電気のみで最高時速18マイル(30km/h)の走行が可能である。しかし、その速度では48ボルトのリチウムイオンバッテリーはわずか0.6マイル(1km)で消耗してしまう。

そのためフィアットは、電気モーターとバッテリーはターボラグを鎮めるのに適していると提案している。600ハイブリッドの0-62マイル(100km/h)加速は11秒とゆったりしている。さらに、渋滞で立ち往生しているときや駐車中にモーターを使用することで、エンジンが不必要に燃料を消費するのを防ぐことができる。

フィアットは、ベルトスターターにより、モーターからエンジンへの切り替えはシームレスで静かだと主張している。エンジンのミラー燃焼サイクルと組み合わせることで、この電動化システムは600ハイブリッドの燃料消費量を削減し、CO2排出量を最大15%削減するのに役立つとしている。

2024年型フィアット600eと同様、600ハイブリッドの全長は164インチ(4.17メートル)で、13.5立方フィート(385リットル)のトランクに加え、キャビン全体に915立方インチ(15リットル)の収納を備えている。また、5人乗りのシートは、ホワイトのアクセントが施された専用のリサイクル・ファブリック張りのシートで休むことができる。ダッシュボードのフェイシアはブラックのバイオベースプラスチック製で、このクルマの環境に対する意欲をより強く印象づけるものとなっている。

室内では、ドライバーはパドルシフトと、移動中のエネルギーの流れを示すパワーメーターを使用することができる。上級トリムモデル「ラ・プリマ」を選ぶと、レベル2のアシストドライビングテクノロジーが装備され、運転の負担が軽減される。

2024年型フィアット600ハイブリッドは、イタリアをはじめ、EVの普及が遅れており、600eに代わるモデルが必要とされる市場で販売される予定である。本国での価格は24,950ユーロ(現在の為替レートで25,654米ドル)からとなる。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/09/the-2024-fiat-600-hybrid-combines-28-hp-electric-motor-with-98-hp-three-cylinder-engine/

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