パガーニ、電動ハイパーカー導入は近いのか?

パガーニ

先週、パガーニはハイパーカー「イモラ」のロードスターバージョンを発表し、また主要なビジネスイベントである「ユートピア」のアジア太平洋地域での発表会を開催した(下のギャラリーの写真)。パガーニの創業者であるオラシオ・パガーニは、息子のクリストファーとともにプレミアに出席し、2人はメディア関係者からの質問に答え、パガーニの電動ハイパーカーはすぐには登場しないとBloombergに語った。なぜか?皆さんはその答えをご存知だろう。

カーボンファイバーをふんだんに使ったおかげで、新型イモラ・ロードスターの重量計は、必要な液体をすべて入れる前で2,776ポンド(1,260キログラム)。重量という点では、この数字はスーパーミニの部類に入るが、ボンネットの下にV12エンジンを搭載したこのハイパーカーは、明らかに強大な能力を秘めている。

パガーニ・ユートピア

実際、軽量であることはパガーニ車の最も重要な利点のひとつであり、バッテリー電気パワートレインに切り替えることは、車重と全体的なパフォーマンスに悪影響を及ぼすとオラシオは述べた。「あまりに違うので、楽しみが少し失われてしまいます」とオラシオは同誌に語った。

昨年夏、Autocarの報道は、パガーニが2018年に開始したEVの研究を放棄したと主張した。しかし、オラシオから連絡があり、自動車メーカーは電気技術への投資を継続し、将来的に使用するバッテリーと電気モーターを開発すると語った。同社がゼロ・エミッションのハイパーカーを発表するまでには、しばらく時間がかかりそうだ。家族経営の同社は、業界において独自の道を歩むことで知られており、EVもその例に漏れないだろう。

香港で行われたユートピアのアジア太平洋デビューの際、オラシオはよりグローバルな視点から自動車産業についても語った。彼は中国のEV業界について質問され、”自動車価格は欧州ブランドよりも安いため、欧州車の生産者はこの特定の市場にとどまり、競争力を維持するために多くの注意を払い、多くの努力を払う必要がある “と述べた。中国には現在、地球上で最大のEV市場があり、オラシオは「EVセグメントには中国ブランドにとって多くのチャンスがある」と考えている。

【参照】https://www.motor1.com/news/698258/pagani-electric-hypercar-not-coming-soon/

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