デザインに関して言えば、最も困難な仕事のひとつは、アイコンを再構築することである。特にフォード・マスタングやジープ・ラングラーのようなものに関しては、その挑戦は莫大であり、賭け金も大きい。
しかし、ジープのエクステリア・デザイナーであるジェレミー・グローバーはこのチャレンジに挑み、最近、未来的なラングラーをデザインした。未来的な外観とは裏腹に、大胆な7スロットグリルと円形ヘッドライトのおかげで、このモデルは一目でそれとわかる。
フロントフェンダーが強調され、クラシックなボンネットがアップデートされている。また、スポーティなフロントバンパー、5本スポークのホイール、クリーンなラインと丸みを帯びたアクセントを特徴とする現代化されたボディも確認できる。
出来上がったスケッチは、よりソフトでモダンな美学を取り入れたモデルとして印象的だ。にもかかわらず、ラングラーはアグレッシブな表情を浮かべ、アウトドアな姿勢でスポーツしている。
深読みする前に言っておくと、グローバーはこのスケッチを、まもなく終了するDrive for Designコンテストのプロモーションの一環として制作した。映像では、彼が車の基本的なアウトラインを描き、プロポーションを整えているのがわかる。その後、カットラインを描き加え、特徴的なフロントエンドに移り、さらにディテールを加えて仕上げている。
How do you capture the rugged looks of the @Jeep® Wrangler on paper?
Jeep Exterior Designer, Jeremy Glover, takes us into the Jeep design studio for a tutorial. The deadline for the Drive for Design contest is fast approaching. Head over to https://t.co/9QNaCLcjrv to enter. pic.twitter.com/Hp5FPEkWUp
— Stellantis North America (@StellantisNA) April 11, 2024
この画像は単に興味深いスケッチであるが、多くのラングラー・オーナーは間違いなく注目するだろう。しかし、このモデルは最近フェイスリフトされたばかりなので、すぐにラングラーのデザインが刷新されるとは思わない方がいいだろう。
その代わり、同社は今秋発売予定の電動ワゴニアSに注力している。また、Reconコンセプトの市販バージョンも期待できる。
ドライブ・フォー・デザイン・コンテストに話を戻すと、高校生の応募期間は残り1日を切った。今年のコンテスト参加者は、”2040年におけるステランティス・ブランドの未来の夢の車 “をデザインするよう求められた。これは、クライスラー、ダッジ、ジープ、ラム、あるいはステラントスの海外ブランドであっても構わない。
【参照】https://www.carscoops.com/2024/04/jeep-designer-pens-futuristic-wrangler/
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