クライスラー、2025年以降もパシフィカを存続させ、大規模なフェイスリフトを実施へ

クライスラー

クライスラー・グループは(ルノーとともに)ミニバンの流行を生み出したブランドであり、今後もこの流行を継続させたいと考えている。クライスラーは最近、現行型パシフィカを2度目のミッドサイクル・リフレッシュでさらに数年間存続させる計画を発表した。

このミニバンは2016年から生産されており、2021年にフェイスリフトが行われたものの、多かれ少なかれ同じ外観を維持してきた。現在、パシフィカはCEOのクリスティーヌ・フォイエルが言うところの「ミッドサイクル・アクション・プラン」によって、このプラットフォームを存続させるつもりだ。

「私たちはパシフィカをリフレッシュします。かなり重要なものになるでしょう」とフォイエルは語った。「それが何年後になるかはまだ言えない。最初の(クライスラーの)BEV新製品を発表した後のある時点になるだろう」。

クライスラーは、2025年に初の現代的な電気自動車を発表する予定だ。エアフロー(Airflow)コンセプトがベースとなる予定だが、市販車名はまだ明らかにされていない。これまでの報道では、2022年に初めて登場したコンセプト・クロスオーバーからデザインが刷新されるとも言われている。

新型EVが発売されるまで、クライスラーは「約1年間はワンプロダクトのブランドとなる」とフォイエルは語った。今月末には300の生産ラインが停止するため、販売店の在庫はパシフィカに頼らざるを得ない。というのも、パシフィカと密接に関連するフリート・バンであるクライスラー・ボイジャーは、パシフィカと並行して生産が続けられるからだ。

最高経営責任者(CEO)は、ブランドは「パシフィカ」ハイブリッドを最大限に活用していると語り、テスラ・モデルYとのクロスショッピングが頻繁に行われていると主張する。これは、供給ラインの逼迫に関連した販売の大流行による落ち込みによるところが大きいが、クライスラーの予測によれば、ミニバンの需要は今後10年間は安定している。

そのため、クライスラー・ボイジャーと並んで、パシフィカはクライスラー・ブランドをあと数年間存続させ、その間に電気自動車の未来に備えることになる。その後、2028年に登場するとされるオール・エレクトリック・ミニバンが後継車となる見込みだ。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/12/chrysler-to-keep-pacifica-alive-with-a-major-facelift-after-2025/

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