2026年型アルファロメオ・ステルヴィオ クアドリフォリオEV、1000馬力超えの可能性

アルファロメオ

電動化への移行は、誰もが喜ぶものではない。一部の熱狂的なエンスージアストにとって、内燃エンジンのサウンドや体験と決別するのは辛いことだ。ドライバー志向のアプローチで知られるアルファロメオは、特に(残酷なまでに正直に言えば)2つの大型ファミリーモデルで、独自の転換期を迎えている。このブランドは間もなく、ファンにこの移行を受け入れる986の理由を与えるかもしれないようだ。

2016年から市場に投入されているステルヴィオは、長らく後継車の登場が待たれており、新モデルは来年夏に導入される予定だ。新型ステルヴィオは、新型ダッジ・チャージャーと同じステランティスのSTLAラージ・プラットフォームをベースに開発される予定だ。

このプラットフォームは、800Vアーキテクチャーへのアクセスを提供し、超高速充電を可能にし、充電ストップ間の数百マイルの走行に十分なバッテリー容量を提供する。ジャン・フィリップ・インパラートCEOによると、最大986馬力(735kW)を誇る可能性もあるという。

AutoExpressの取材に応じた彼は、現在の開発車両はすでに941馬力(741kW)を発揮しているが、チームはそれにとどまるつもりはないと語っている。「もし1,000ps(986ps)に達することができれば、そうするつもりだが、それが会社や顧客の最優先事項であるかどうかはわからない」と彼は言う。もしこの数字が正しければ、テスラ・モデルXと同等のパワーを持つSUVの話になる。

実際、986psのSUVは、現在販売されているSUVのノーマル馬力ではモデルXに次ぐものとなる。900ps(671kW)を超える数値を誇るのは、他にロータス・エレトレ1台だけだ。アルファロメオがヘッドラインを狙うなら、このようなパワフルなSUVがふさわしい。ステランティスのカルロス・タベレスCEOの最近のコメントも納得がいく。

つい数日前、彼はアルファロメオをグループ全体で「最高の宝石」と呼び、買収の申し出を断っていた。伊仏自動車大手は、イタリアに数十億ドルを投資し、15車種の新型車をイタリアで生産する計画を完成させる。ステルヴィオと次世代ジュリア(2027年登場のEVも)は、いずれもその計画の一部となる。

現行のステルヴィオとジュリア・クアドリフォリオの生産終了がほろ苦い現実であることは間違いない。とはいえ、インパラートが話しているようなパワーを持つSUVは、運転するのが絶対に楽しそうだ。

ICEバージョンもあり得る

アルファロメオの関係者は、ステルヴィオの後継車は電気自動車のみになると明言しているが、最近の報道では、ジュリアの後継車は最終的に、新型ダッジ・チャージャーのように、電気自動車とガソリンの両方のオプションを提供することになるようだ。市場の現状を考えれば、アルファの新型SUVに内燃機関オプションも含まれるかもしれないと考えるのは、決して大げさなことではないだろう。

【参照】https://www.carscoops.com/2024/04/alfa-romeo-stelvio-quadrifoglio-ev-could-come-with-986-horsepower/

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