ロールス・ロイス ファントム クーペ、アレス モデナによるコーチビルド スペシャルとして復活

ロールスロイス

ロールス・ロイスが新型ファントムのクーペ・バージョンを作ってくれることを期待していた人々に朗報だ。イタリアのコーチビルダー、アレス・モデナが特注のコンバージョンでその空白を埋めようとしているのだ。ロールス・ロイス・ファントムのためのアレス・クーペは限定生産され、セダンのフラッグシップに2ドアのボディスタイルのエレガンスをもたらす。

このコーチビルドのスペシャルモデルは、一連のレンダリングで予告されていた。標準的なファントムと直接比較すると、クーペはホイールベースが短く、2つの巨大なリアヒンジドアがあり、ロールス・ロイスの時代を超越したスタイリング言語を模倣した再設計されたリアセクションがあることがわかる。

グリーンハウスとプロポーションは先代ファントムクーペに似ており、”ドロップヘッド “バージョンの可能性を感じさせる。アレス・モデナによると、このモデルのエクステリアカラーはブラックとホワイトの2色のみで、いずれもボンネットとウインドシールドフレームはローズゴールドで塗装されたバイトーン仕様となっている。

キャビンには「新素材とハンドメイドの仕上げ」が施され、オーナーの好みに合わせた唯一無二の一台となる。インテリアのレンダリング画像では、ローズゴールドのパイピングや、ダッシュボードのインサート、ドアカード、センターアームレストに施された型破りなキルティングパターンが確認できる。ホイールベースが短くなったため、後席の乗員は標準のファントムほど広い空間を楽しめないかもしれないが、追加されたエクスクルーシブさの代償としては安いものだ。

ロールス・ロイス・ファントムを犠牲にし、オールアルミ製の「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」シャシーと大きく再設計された2ドアのボディスタイルに必要な改造のために、数え切れないほどの作業時間が必要になるだろう。パワーに関しては、563ps(420kW/571PS)と900Nm(664lb-ft)のトルクを発生するツインターボ6.75リッターV12エンジンが工場出荷時から引き継がれる可能性が高い。

コーチビルダーは「ロールス・ロイス・ファントムのためのアレス・クーペ」の価格や入手可能性を発表していないが、懐の深い見込み客からの注文を受け付けているようだ。2023年3月には、生産中止となったミュルザンヌをベースにしたベントレー・クーペ・スポーツを発表している。

ロールス・ロイスは、2008年から2016年にかけてファントムクーペを生産していたが、後継モデルが計画されることなく生産終了となった。現在、ロールス・ロイスのラインナップで2ドアモデルは、レイスが今年初めに生産を終了したため、完全電気自動車のスペクターのみとなっている。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/12/rolls-royce-phantom-coupe-revived-as-a-coachbuilt-special-by-ares-modena/

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