新型ポルシェ・パナメーラ4S E-ハイブリッドはパワーが弱く、価格は高い

ポルシェ

ポルシェは昨年11月に第3世代パナメーラを発表した際、注目のターボEハイブリッドとともに後輪駆動と全輪駆動のベースモデルのみを披露した。ツッフェンハウゼンは現在、さらに2つの電動化モデルを発表し、ラインナップを多様化している。これらは大型のV8を排してV6を採用しているが、”ターボ “の名前は使われていないものの、2基のターボチャージャーは維持されている。

パナメーラ4Eハイブリッドは、2.9リッターエンジンと電気モーターを組み合わせ、システム総出力463psと479lb-ftを発揮する。先代モデルと比較すると、新型は強大な馬力を8つ増やしたが、37 lb-ftを失った。その重厚さにもかかわらず、時速60マイルに到達するのに要する時間はわずか3.9秒、つまり先代モデルより0.3秒短いのだから、このセダンはかなり速い(厳密にはハッチバックだが)。時速は174マイル(約140km/h)である。

2024 ポルシェ・パナメーラEハイブリッド

パナメーラ4S E-ハイブリッドの最高出力は536ps、最大トルクは553lb-ft。時速180マイルまで5マイル短縮され、従来通り3.5秒でスプリントを完了する。

電動化されたパナメーラの全モデルは、物理的なサイズを大きくすることなく、容量を45%増の25.9kWhにアップグレードしたバッテリーパックを共有している。このバッテリーは、オートマチックトランスミッションに搭載された、187 hp、331 lb-ftのEモーターに電力を供給する。ポルシェは今のところ、米国仕様車の航続距離の詳細は明らかにしていない。しかし、欧州仕様車の航続距離は、パナメーラ4 E-ハイブリッドで96km、パナメーラ4S E-ハイブリッドで92kmである。これらのWLTPの数値は、EPA認証範囲では減少する可能性が高い。

米国では、ポルシェはパナメーラ4 E-ハイブリッドに115,500ドル、パナメーラ4S E-ハイブリッドに126,800ドルを要求している。新モデルはそれぞれ6,500ドルと7,600ドルのプレミアムがつく。その分、アダプティブエアサスペンションとマトリクスLEDヘッドライトが標準装備されている。さらに、14ウェイ・コンフォート・シート、ステアリング・ホイール・ヒーター、ソフト・クローズ・ドア、レーン・チェンジ・アシストも装備される。

注文受付は3月下旬から開始され、配送料と手数料として別途1,995ドルを支払う。納車手数料は別途1,995ドルかかる。

最後に、次期RS4アバント(RS5アバントに改名予定)には、新たに追加されるパナメーラのハイブリッドモデルに採用されるのと同じパワートレインが採用される可能性が高い。アウディスポーツは、このパフォーマンスワゴンがプラグインハイブリッドになることをすでに確認している。加えて、フォー・リングスは4気筒のRSモデルを否定しているため、2と2を合わせると、電動化された2.9リッターツインターボV6が有力な推測となりそうだ。

【参照】https://www.motor1.com/news/709282/porsche-panamera-4s-e-hybrid/

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