フォルクスワーゲン、ID. Buzzの高性能モデルであるID. Buzz GTXを発表

フォルクスワーゲン

2021年のID.4 GTXとID.5 GTXの発売に続き、フォルクスワーゲンは先週、高性能EVのラインナップを倍増させた。ID.3 GTXとID.7 GTXツアラーに続き、VW商用車部門からスポーティな電気バンが登場する。ID.7GTXツアラーをご紹介しよう。バズGTXは、現代のマイクロバスをよりパワフルにしたものだ。

いつも急いでいる家族のためのユーロ行きのバンは、デュアル電気モーターによる全輪駆動を標準装備している。79kWhのバッテリーを搭載したスタンダードホイールベースモデルと、86kWhのバッテリーを搭載したロングホイールベースモデルから選ぶことができる。

フォルクスワーゲンID バズGTX

この2つのモーターは合計で335馬力を発揮し、時速62マイルまでのスプリントタイムはどちらも6.5秒である。VW ID. バズGTXは電子制御で時速99マイルに達する。

標準のID. バズGTXにこだわれば、3,968ポンド(約8.6kg)の牽引が可能になるが、より大きなバッテリーを搭載したストレッチモデルは3,527ポンド(約8.6kg)の牽引しかできない。VWは合計トルクを明示していないが、リアに搭載されるモーターの定格は413 lb-ftで、フロントモーターは99 lb-ftである。

最大充電出力はバッテリーによって異なり、小型のパックは185kWに対応し、アップグレードされたパックは200kWに対応する。基本バッテリーは10%から80%までの充電に約25分かかるのに対し、大型バッテリーは30分もかからない。

他のGTXモデルと同様、高性能のID. Buzzは、バンパー、ハニカムグリル、印象的なチェリーレッドのペイントなど、様々なスタイリングに手が加えられている。また、標準装備の19インチ・ホイールに加え、オプションで21インチ・ホイールを2セット用意。さらに、ブーメラン型のロアライト、ダークカラーのアクセント、ブラックのヘッドライナー、スポーティなシートが特徴的だ。

その他では、タッチスクリーンが若干大きくなり(12インチから12.9インチ)、新しいオプションのヘッドアップディスプレイ、ACとボリュームの照明付きタッチスライダーが装備されている。ロングホイールベース・モデルを選ぶと、VWはボタンひとつで不透明から透明になる史上最大のパノラミック・サンルーフを有料で販売する。

ID。Buzz GTXは今夏、ヨーロッパで発売される。

VWは今年後半、この電気バンを、ホイールベースが長く、3列シートで、86kWhのバッテリーを搭載し、GTXのバッジをつけずに、米国限定で発売する。同等の米国モデルにはデュアルモーター、全輪駆動が設定される。米国向けモデルはドイツのハノーバーから輸入されるため、7,500ドルの連邦税額控除の対象となる可能性は低い。

【参照】https://www.motor1.com/news/713194/vw-id-buzz-gtx/

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